故郷長門の誇る萩焼作家展(NO.12)
15代 坂倉 新兵衛 展(NO.3)

(15代 坂倉 新兵衛先生の挨拶)
15代 坂倉 新兵衛 挨拶
あけましておめでとうございます
ただいまご紹介にあずかりました、坂倉 新兵衛でございます。
この度、長門の萩焼作家ロビー展シリーズの二人目として、新春早々このような機会を設けていただき大変嬉しい年の始めとなりました。
萩焼が深川の地で始まって350年近くなり、その間、地元に根付いて伝統を育んで来たわけですが、近年、そのわりに長門の方々でも深川萩についてよく知らないと言う方も多いようです。
もう20年近く前、父14代新兵衛が亡くなりましてすぐ有志の方々が長門公民館で遺作展を開いて下さったことがあります。その時、「地元でまとまった萩焼の作品展を見るの初めてであり、ひと口に萩焼と言ってもいろいろあって奥の深いものですね。」と多くの方が興味深くおっしゃっていたことを覚えています。

(15代 坂倉 新兵衛作品)
深川窯が長門市にありながら、地元の方々に見て頂く機会が少ないのはその後も変わらず、私も何か一度そういった機会を持ちたいものだと思っておりましたところ、今回、藤井局長さんのすばらしい企画力で多くの方が来られる郵便局という場所で、私どもの仕事の一部ではございますが紹介していただけることに作家として心より感謝しております。
この機会に出来るだけ多くの方に御覧頂き、萩焼に興味を持つ方が少しでも増えて下されば幸いに存じます。
最後になりましたが、何かと助けていただきました長門郵便局の皆様に心よりお礼申し上げます。

(15代 坂倉 新兵衛先生あいさつ)
平成6年1月6日
15代 坂倉 新兵衛
15代 坂倉 新兵衛
みすゞさんの詩
トランプのお家
トランプの札でお家を
つくりましょう。
お室はみなん裏むきで、
床のもようがうつしく、
ダイヤの一が電灯です。
お庭にゃスペード、クラブの木、
ハートの花もちらちらと。
トランプの札のお家にゃ
誰が棲む。
四人の王と四人の女王のそのなかで、
きらわれもののスペードの、
王と女王を棲ませましょう。
トランプの札のお家を
こわしましょう。
ボンボン時計が五つ鳴り、
ねえやが箒を持って来た。
(詩はJULA出版局より)


